和歌ブログ [Japanese Waka]

国文系大学院生がひたすら和歌への愛を語る記録

2015-04-30から1日間の記事一覧

桜の和歌 春のおわりの日 ― 何もせで花を見つつぞ暮らしつる今日をし春のかぎりと思へば

何もせで花を見つつぞ暮らしつる今日をし春のかぎりと思へば (躬恒集・屏風・凡河内躬恒/男性・407・9世紀) 現代語訳 何もせず(ただ)花だけを見て過ごしています。今日がこの春の最後の一日だと思えばこそ。 内容解説 そして、躬恒に戻る。いいなあ。「…