和歌ブログ [Japanese Waka]

国文系大学院生がひたすら和歌への愛を語る記録

2015-12-06から1日間の記事一覧

冬の和歌 平安時代のあったかアイテム ― うれしくも友となりつつうづみ火の明け行く空になほ残りける

うれしくも友となりつつうづみ火の明け行く空になほ残りける(公衡集・賦百字和歌七月九日午時以後三時詠之・うづみ火・67) 現代語訳 (冬の夜、)嬉しいことに、一晩中友だちとして寄り添っていた(炉火のわずかな)残り火が、(翌朝)ほのぼのと明けゆく…