2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
さらぬだに光涼しき夏の夜の月を清水にやどしてぞみる (千載集・夏歌・題しらず・顕昭法師・213・12世紀) 現代語訳 ただでさえ(夜空にあるだけで)光涼しく見える夏の夜の月を冷たい清水に映して見る(時の、なんと清らかに澄みきった輝きだろう)。 内容…
夏草をよめる潮満てば野島が崎のさゆり葉に浪こす風の吹かぬ日ぞなき (千載集・雑・源俊頼/男性・1045・11世紀) 現代語訳 「夏草」という題で詠んだ(歌)(夏のあいだ中、)潮がみち(てくる時間にな)れば、野島が崎の(岸辺に揺れる)小百合の葉の上に…
永日すらながめて夏を過ぐすかな吹きくる風に身をまかせつつ (好忠集・六月はじめ・曽祢好忠/男性・163・10世紀) 英語(English) 現代語訳 (夏の)ながい一日でさえ(ただ空を)ながめて夏をすごしています。吹きくる風にただ身をまかせつつ。 内容解説 …
Nagabisura nagametenatuwo sugusukana fukikurukazeni miwomakasetsutsu. (Yoshitada Collection (also know as: Sotan (曾丹) Collection), an early June, Sone no Yoshitada / male, 163,10c) Japanese(日本語) Translation into modern Japanese I sp…